今、京都国立博物館でハブスブルク家ゆかりの絵画と工芸品の至宝116件が展示されています。中でも注目されているのが、ハブスブルク家に所蔵されている「女帝マリア・テレジア」「后妃エリザベート」「白衣の王女マルガリータ・テレサ」「皇太子・フェリペ・プロスペロ」の肖像画です。早朝6:10JR→京都博物館8:50着。10人目で入館待ちをします。9:30になると250人位が後に並び、どんどんと増えてくる。早く来て良かった。道路沿いに三麗人の肖像画写真が並んでいて、正面入り口にもマルガレータとフエリペ王子の等身大の肖像画写真も並び早くも心がかき立てられます。観終わってから、直ぐ側の三十三間堂に寄り4時に家に着きました。 帰ってからも、4名の肖像画の素晴らしさが一番心に残り、他の素晴らしい絵画や彫刻の陰が薄れて行きます 館内では写真が撮れませんので、写真をデジカメで撮りブログに載せました 入り口の正面に飾られている、2人の等身大の肖像画写真。並ぶのが早い時間だったので、前を遮る人もなく5歳の時の皇女マルガリータ・テレサと2歳の皇太子フェリペ・プロスペロの肖像画を見ながら「宿命」と云言葉が浮かびました。松本清張の「砂の器」。ハンセン病患者の父を持つ和賀英良は父と子の宿命から逃れようと殺人を犯す。 時点が違いますが、この皇女、皇太子も祖父、父の血族結婚で皇女は21歳で、皇太子は4歳で早折。血族結婚から来る病弱で2代後に皇位継承者が無く、スペイン・ハブスブルク家は滅亡する。あまりにも豪華絢爛な家系からは「宿命」の言葉は見出せないが、これも血族結婚から起こる病弱の宿命からは逃れられなかったのかなと思いながら開館時間を待ちました 中央展示室まで来た時、全般的に部屋の照明は落とされている中に「ハッ」と目を見開く。27歳の時の等身大に等しいオーストリア后妃エリザベートの肖像画が目の前に。繊細かつ豪華なドレスに包まれ、その高貴な美しさに今も、世界の人々が心を奪はれています![]() オーストリアの国母エリザベート27歳 (作家名フランツ・クサファー・ヴィンターハルター)![]() マリア・テレジア11歳の時の肖像画。女帝としての凛とした威厳を感じます。(作家アンドレアス・メラー)![]() 神聖ローマ皇帝の后となり男子5人女子11人を出産し、フランス革命で死刑となった11女のマリー・アントワネットを出生した事は有名な話し![]() 本展のメーン「白衣の王女マルガリータ・テレサ」5歳の時の肖像画。気品のある愛くるしさに心奪われます![]() 白衣のマルガレータ・テレサ(作家 ベラスケス)![]() フェリペ4世の皇太子「フェリペ・プロスペロ」2歳の時の肖像画。マルガリータ6歳の時に弟(皇太子として)生まれる。近親結婚故に生まれながらの病弱、皇太子を案ずる皇帝の愛情か、衣服に居所の分かる様に音のする鈴や、魔よけの為の琥珀その他の護符を身に付けています![]() 皇太子はこの2年後の1661年、4歳で夭折する。気品を感じるが、気力なく椅子に力なく右手を乗せているのは、余命を察した非情なまでの洞察力。ベラスケスの傑作と評価されています。ベラスケス 1660年に歿す。皇太子は翌年の1661年に夭折する ![]() 受胎告知 作家 エル・グレコ 1600年ごろ 洗礼者ヨハネの首を持つサロメ 作家 ルース・クラナッハ 1533年ごろ![]() 聖母子と聖パウロ 作家 ティツィアーノ 1540年ごろ![]() 明治天皇からフランツ・ヨウゼフ一世に贈られ、日本に初めて里帰りし世界初公開の花鳥図画帖の内の駕籠かき と美人画 ![]() 正面入り口と出口に掲げれれている「悪魔を奈落に突き落とす、大天使ミカエル」 作家 ムリーリョ![]() 京都国立博物館の全景と、順番を待つ人々。私11時に会場を出た時の入場待ち時間は1時間30分と書かれていました。少し疲れたが、早く来て良かったです ![]() 博物館の前にある三十三間堂本堂の正面![]() 通し矢の催された西の廊下![]() 本堂内反対の通路に、通し矢の決め事と記録が書かれていました。決め事は、西の廊下の幅2,5m、高さは軒までの5,5m、一昼夜の間に廊下の端 120m先の大幣布に当った分を検見役が確認して数を検証する ![]() 最多記録保持者に和佐大八郎則遠の名がありありました![]() 通し矢の逸話として、護良親王を匿った南朝の忠臣で強弓の名も高い、十津川村辻堂の豪族戸野兵衛、現25代目の宅を尋ねた時に、700年前に兵衛が三十三間堂の通し矢に挑み、途中肩が張り困窮した時に母が小刀で兵衛の肩に傷を付け、鬱血した血を搾り出して通し矢を続けさせたと、ソーダー水を飲みながら親王から拝領した家宝等色々と話してくれました![]() 西の廊下![]() 同じ廊下に、熊野詣で最多の後白河上皇に纏わる、熊野の「棟木の由来」も書かれていたので三十三間堂が身近に感じられました![]() 三十三間堂の庭園![]() ハプスブルク展、写真の添え文は本からの受け売り的な所が多いですが、これを書いた後からは私の知識として吸収する事ができました。BS放送で中野 京子の「名画を読む」を見て絵の重層的な観方も少し分かりました![]() 開いて頂いて、有り難うございます![]() |
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my生さんは美術鑑賞がお好きなのですね。 |
チィチィ 2010/02/27 23:44 |
趣味が多いねぇ 山登り・音楽・絵画・ササユリ・etc早朝から行って正解ですね まだ暗かったのでは・・明治天皇が皇帝に送った絵画も暫しお里帰り 写真綺麗に撮れてるねぇ ブログに載せて頂き有難う。 |
♪ちかちゃん 2010/02/28 08:54 |
私、国外の美術館には行けそうも無いので、大阪神戸京都の美術館展には極力見に行く様にしています。 |
my生 2010/02/28 08:56 |
私も皆さんと同じ様に好奇心が強いのかも知れません。好きな所へ行く時の体内時計は正確に、どんなに早くても自分を起こしてくれます。当時6名の最高画家の図画帖や蒔絵棚、日本に在れば後年に国宝級かも。ちかちゃん有り難うございます。 |
my生 2010/02/28 09:19 |
ハプスブルグ展大変な人気のようですね。my生さんのブログでもう観たような気分にして頂きました。有難う御座います。 |
ma-tyann 2010/03/03 16:38 |
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my生 2010/03/03 19:05 |
my生さん。こんばんわ。今日私も東児会の友達とハプスブルグ展に行ってきました。このブログとても参考になりました。悪いけれど友のために印刷させてもらいました。予備知識で解りやすかったですよ。それに7時5分の紀州路快速に乗って行ったので50人ほどの行列で最終日三日まえですが、一度待ちだけで入れました。有難う御座いました。 |
ma-tyann 2010/03/12 21:39 |
東児会さん写真も見て頂けたら嬉しいです。東児会さんには奥の深い鑑賞が出来たと思いますが、私には少し背伸びしながらの観賞です、人間背伸びしながら知識を得て行くのも大切だと思って観ています。先日BSでラヴェル作曲の、若くして亡くなったマルガリータ・テレサに捧げられた、美しくも切ない「亡き王女のためのパヴァーヌ」がピアノ演奏され、世の如何を問わず、華やかさの奥に秘められた悲しさわ、人の心を深くとらえるものだと思いながら聴きました。嬉しいコメント有り難うございます。 |
my生 2010/03/13 10:08 |
こんばんは。 |
はるわか 2010/03/19 22:46 |
肖像画の天才と称されるべラスケ、王女達の個性を見抜きながらの見事な肖像画でした。中でもエリザベートの肖像画は圧巻」でした。マルガリータ・テレサ本当に可愛いですね。写真の方は街頭の肖像画写真を撮りました。私のアンテナは未だ低いですが、好きなことに関する好奇心は何時までも持ち続けていたいです。 |
my生 2010/03/20 07:22 |
山田さん、小生、ハプスブルグ展を見逃しましたがブログを見せていただき教科書以上に解かり易く勉強させて頂きました、今まで美術誌、絵画誌等でよく見ていましたが肖像画と言えばベラスケス!、どの絵も繊細に描かれ高貴な美しさ、豪華なドレス姿等。絵画の世界では東洋、西洋美術には及びもしませんが日本人画家がそれを勉強し現在「日展」等に発表された肖像画作家の作品が見られます。いい勉強をさせて頂きました。以後のブログも楽しみにしています。 |
S・S生 2010/03/20 21:03 |
S・S生さん、名画には頭が下がります。写真は平面的ですが、油絵には量感があり髪の毛1本に至るまで神経が行き届いています。昔の日本では武将の肖像画が多いですがハプスブルク家の女性の肖像画には政略結婚の為の見合い写真の役目もあったと聞いています。 |
my生 2010/03/21 07:18 |
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